横浜関内の整体ブログ

肩こり腰痛は骨のゆがみから【横浜関内の整体リ・サンテ】

骨の整体への道① ~生命力への驚き~

骨の整体 骨格ドック リ・サンテの杉原です。今日の横浜関内は晴れましたが気温も急に下がったように感じましたね。皆さんどうか体調管理には気を付けてお過ごしください。

 

さかのぼって20数年前の事。骨の整体の道を歩むきっかけとなった、某健康関連メーカーに勤務していた頃の話です。北陸地方で年商数十億の事業を営んでいたご夫妻…事業が円高のあおりを受けてしまい、会社が倒産してしまったのです。その心労は到底計り知り得ないものでした。奥様はその頃から癌を患い、手術を受けるも次々と転移してしまい、抗がん剤の副作用で髪の毛はすっかり抜け落ちていました。そして抗がん剤をこれ以上体内に入れる事は、すなわち死を覚悟しなければならないような状態でした。

 

その奥様は腹をくくったのでしょう。都内のある施設の指導を受けながら食事療法などに取り組み、生活を一変させる事に成功しました。この時、手術でほとんどの内臓を摘出されたのにも関わらず、「人って生きられるものなんだ!!」と、私はあらためて人間の生命力に驚いたのです。

 

ところが、たまたま年末に食事をしたさいに、その奥様が日本酒を1合(にも満たなかったと思います)飲んだ時の事でした。すごい勢いで吐きだしてしまわれたのです。ポテンシャルが落ちているとは言え、身体は生きようとしているからこそ、残り少ない内臓の働きを弱めてしまうお酒を拒絶したのだと考えました。私たちが思っている以上に、身体は分かっているものなのです。

 

この時、身体のすべてにとても感謝した事を覚えています。同時に、大事にしなければならないのを痛感。人は物事を考えるため脳を中心に生きていますが、しょせん脳だけでは生きてゆけないものなのです。

身体の細部にわたって活動の要となっている“細胞”に思いをはせる時間も必要です。

 

 

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▲リ・サンテのポトスは生命力に満ちあふれています。